- Date: Wed 01 04, 2009
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地獄の5日間
久しぶりっす!
てんちょです。
無事ブログ復活です!
何があったって!?
ちあ。ブログでもすでにUpされましたが『バンビたんの大脱走』の巻

↑たぶん4,000~5,000枚くらいは刷ったであろうバンビポスター、初期版でこの後3回くらい内容が更新された
もー
思い出すだけでも気分が悪くなる5日間でしたよ・・・。
なにせこの5日間でたぶん10kgは痩せたはず。(笑)
今日はちょっと話長くなるよー!
こないだの木曜日に引っ越しの準備をするので実家の母親にキナとバンビを3時間くらい預けようとしたわけ。
13時から母親の病院を付き添う予定だったのでそれまで預かってもらおうとしたの。
だって家で引っ越しの準備をする時にヤツらは邪魔くさくなるじゃんね・・・実家でゆっくり母と遊んでもらおうと思ってリードを持って行かなかったのさ~
それが大誤算!
母は犬が大好きなのでおととし亡くなった実家で飼っていたチャコ&クロの首輪を付けて散歩にでかけたんだよー
引っ越しの準備を始めようとすると
母から電話が。
『今ね~散歩してんのよぉ~キナ全然歩かないね。』
なんてたあいもない会話をあいていたのだけれどその30分後に恐怖の電話が鳴ることに・・・。
『バンビ首輪外して逃げちゃった!』
それを聞いて全身血の気が引いた・・・。
じゅうたんをめくってこれからというところでちあと二人で一目散で実家に向かった。
自転車で必死に走ると青ざめた母親が『あっちに逃げちゃった!』
もうその時の記憶はあんまり覚えてないや。
とにかく必死に自転車をこいでありとあらゆる路地をくまなく探した。
たぶん幹線道路はさすがに渡っていないだろうと思い、範囲を決めて検索開始!
探している途中に何人かバンビらしき犬を見かけたらしく情報を聞くことができた。
が、小学生の女の子2人が車にぶつかったのを見たという衝撃的な目撃情報を聞く事に・・・。
もうこの時点でバンビはきっと五体満足で帰って来る事は無いと腹をくくり、どんな事が起きようともバンビを取り戻そうと誓った。
もしもバンビの体に魂が入っていなくとも・・・
気が付くと外は真っ暗。
だけどバンビは見つからず今日は諦めて家に帰った。
この日は生まれて初めて考え事して寝る事が出来なかった・・・。
普段なら1分もあればすぐ寝れるのに。
犬の鳴き声が聞こえるとバンビじゃないかと思って飛び起きて外に出たり、餌も水もないのにどうやって外の寒さを耐えられるのかとか色々考えちゃって居てもたっても居られなかった。
今までに経験したことのない恐怖がジワジワとてんちょに重くのしかかってきた。
バンビ失踪の次の日
海に行く時間と同じ時間からバンビの検索を開始。
近くの公園を中心に 『バンビ~!おいでー!帰るよ~!』
何百回、何千回、何万回・・・
とにかく声が出るまでずーっと叫び続けていた。
犬を散歩中の人に聞き込みし、バンビの特徴を説明してバンビを見なかったか尋ねる。
話しかけてみると結構な割合で愛犬を逃がしているのには驚いた。
確率的には戻ってくるのは五分五分なんだと分かった。
愛犬が帰って来るのは奇跡だと言ってる人もいれば逃げたらもう帰ってこないとか、もう聞きたくもない情報をたくさんあった。
途中に交通事故に遭って死んでしまった犬達も・・・。
もうどんどん不安が積もり積もってきていて2~3日くらいで戻ってくるかもと軽い気持ちはこの時吹っ飛んだ。
でも犬のコミュニティーってすごいよね!
一人に話すと犬仲間がたくさんいてあっという間にバンビが有名人になってた。
結論から言うと脱走してから5日目に保護されたバンビなんだけどポスターを配ったり電柱に張ったりしてのは3日目からだったんだけど4・5日目には歩いてポスターを張ったり散歩中の人に配っていると
バンビちゃん早く見つかるといいですねとか
色々優しいお言葉を頂いた。
バンビすごい有名犬になってた。
実はこの時てんちょの心は折れそうというか首の皮1枚で繋がっていた感じだった。
家では奥さんが泣きまくりバンビを逃がしてしまった母親は責任を感じ落ち込んでいるし、親父はもう2度とバンビは帰ってこないとあきらめてるし(←そんな事言っていた親父が実は家族の中で一番協力してくれていた)、もうこっちが泣きたいくらいでさ・・・。
家では奥さんが泣きまくっているからてんちょは絶対に一緒に泣いたら諦めたと思われちゃうし、心の中ではもうバンビには会えないかもしれないという気持ちが強くなってきていたけど、『バンビは絶対に帰って来る!』って何の根拠もない言葉で自分の気持ちを繋いでいた。
3日目からはバンビの写真をポケットに入れポスターを配っている時に諦めてうなだれそうになった時に写真を見てまた必ず散歩したりして楽しい時間を過ごすんだと心を繋ぎとめていた。
もう3日目以降は自転車に乗りながら一人で号泣。家や母親の前では絶対に泣けなかったので一人の時しか溜まった感情を出す事が出来なかった。
もう涙が出ないんじゃないかってくらい泣きまくったよ。
バンビがいなくなったこともそうだけど家族のみんなが不幸のどん底で何とかしたいけどどうにもこうにも出来ない。
行き場のない怒りとコントロールできない感情。
そして泣くことしかできない自分の弱さ。
この時ばかりは神頼みしかなかった。
俺の寿命なんかいくら減らしてもいいからバンビを早く助けてやって欲しい。
そしてとうとう何の目撃情報もなくなり4日目が終わった。
警察・愛護団体・保健所・清掃局・動物病院くまなく連絡してでもバンビの情報を得る事が出来なくなってしまった・・・。
そして5日目の朝もいつものように5時から自転車でバンビを捜しに行く。
もう幹線道路を越したのではということも考えられてきていた。
こんだけ色んな人が協力してくれているのに全く目撃情報がなくなっていたのでこれはもう自分らが考えていた範囲にはいないと断定した。
昼ご飯(といっても16時くらい)をとりに家で少し休憩をとろうとしたら奥さんから
『バンビらしき犬を保護している人がいる!』っていう電話が!!!
大森警察と蒲田警察から保健所に連絡があったそう。
だけど問題が・・・。
うちらと同じように愛犬が逃亡しちゃった人が保護してくれている方の近くに住んでいるのと保護先が池上だということ。
さすがのバンビも池上までは・・・
直線で15kmはある。
でも保護してくれている方の話を聞くとバンビの特徴と一致している。
んー
どっちだ!?
でももう目撃情報もなくなり何のつてもなくなった状態だったからこれしかないって感じでキナを家からピックアップして保護してくれている方の場所まで車で向かった。
もう車の運転中は祈りながらだよ。(笑)
バンビでありますように・・・怪我してないように・・・。
到着。
そこは八百屋さんだった。
店主の方が案内してくれた。
あ、ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!
バンビだ!
もう保護してくれた家族の人がいるのに人目を気にせず大号泣・・・。
バンビー!
もう2度と会えないかもしれない、もしかしたら生きていなかったかもしれない。
人生で一番幸せな瞬間だったような気がする。
・・・
ん?
5日前と何にも変わらないバンビ。
それもそのはず。
脱走から3時間後には目黒本町から池上まで行き、そしてすぐに保護されていた。
保護してくれた方の家には犬もいてみんな犬が大好きな家族みたいでバンビは全く苦労しなかった様子・・・。
しかも保護してくれた方々に甘えてるし・・・。
その前の日には車でドライブまで連れて行ってもらってるし。
ご飯も1日2食付きの散歩あり。
おいおい。
心配して悲しい気持になってたのはうちらだけかいっ!
って突っ込みたくなった。
再会した時のバンビの顔は一生忘れないだろう。
てんちょの顔見てしっぽ振って震え始め、『ワォー!』って吠えて飛び込んできたバンビをもう2度と手放したくないと思った。
今回はご協力くださった方々、ご迷惑おかけした皆様本当にありがとうございました!
またあたたかいクラブ員達にもすごく協力してもらってとても感謝してます。
ゆうこりん、かとちゃん&さやかちゃん、Yoshinoさん、さっちゃんどうもありがとう!
バンビはというと行きつけのドッグマニア&ドッグマンさんにご報告しに行き、親父の家でシャンプーしてもらい何事もなかったように寝てました・・・。




てんちょです。
無事ブログ復活です!
何があったって!?
ちあ。ブログでもすでにUpされましたが『バンビたんの大脱走』の巻

↑たぶん4,000~5,000枚くらいは刷ったであろうバンビポスター、初期版でこの後3回くらい内容が更新された
もー
思い出すだけでも気分が悪くなる5日間でしたよ・・・。
なにせこの5日間でたぶん10kgは痩せたはず。(笑)
今日はちょっと話長くなるよー!
こないだの木曜日に引っ越しの準備をするので実家の母親にキナとバンビを3時間くらい預けようとしたわけ。
13時から母親の病院を付き添う予定だったのでそれまで預かってもらおうとしたの。
だって家で引っ越しの準備をする時にヤツらは邪魔くさくなるじゃんね・・・実家でゆっくり母と遊んでもらおうと思ってリードを持って行かなかったのさ~
それが大誤算!
母は犬が大好きなのでおととし亡くなった実家で飼っていたチャコ&クロの首輪を付けて散歩にでかけたんだよー
引っ越しの準備を始めようとすると
母から電話が。
『今ね~散歩してんのよぉ~キナ全然歩かないね。』
なんてたあいもない会話をあいていたのだけれどその30分後に恐怖の電話が鳴ることに・・・。
『バンビ首輪外して逃げちゃった!』
それを聞いて全身血の気が引いた・・・。
じゅうたんをめくってこれからというところでちあと二人で一目散で実家に向かった。
自転車で必死に走ると青ざめた母親が『あっちに逃げちゃった!』
もうその時の記憶はあんまり覚えてないや。
とにかく必死に自転車をこいでありとあらゆる路地をくまなく探した。
たぶん幹線道路はさすがに渡っていないだろうと思い、範囲を決めて検索開始!
探している途中に何人かバンビらしき犬を見かけたらしく情報を聞くことができた。
が、小学生の女の子2人が車にぶつかったのを見たという衝撃的な目撃情報を聞く事に・・・。
もうこの時点でバンビはきっと五体満足で帰って来る事は無いと腹をくくり、どんな事が起きようともバンビを取り戻そうと誓った。
もしもバンビの体に魂が入っていなくとも・・・
気が付くと外は真っ暗。
だけどバンビは見つからず今日は諦めて家に帰った。
この日は生まれて初めて考え事して寝る事が出来なかった・・・。
普段なら1分もあればすぐ寝れるのに。
犬の鳴き声が聞こえるとバンビじゃないかと思って飛び起きて外に出たり、餌も水もないのにどうやって外の寒さを耐えられるのかとか色々考えちゃって居てもたっても居られなかった。
今までに経験したことのない恐怖がジワジワとてんちょに重くのしかかってきた。
バンビ失踪の次の日
海に行く時間と同じ時間からバンビの検索を開始。
近くの公園を中心に 『バンビ~!おいでー!帰るよ~!』
何百回、何千回、何万回・・・
とにかく声が出るまでずーっと叫び続けていた。
犬を散歩中の人に聞き込みし、バンビの特徴を説明してバンビを見なかったか尋ねる。
話しかけてみると結構な割合で愛犬を逃がしているのには驚いた。
確率的には戻ってくるのは五分五分なんだと分かった。
愛犬が帰って来るのは奇跡だと言ってる人もいれば逃げたらもう帰ってこないとか、もう聞きたくもない情報をたくさんあった。
途中に交通事故に遭って死んでしまった犬達も・・・。
もうどんどん不安が積もり積もってきていて2~3日くらいで戻ってくるかもと軽い気持ちはこの時吹っ飛んだ。
でも犬のコミュニティーってすごいよね!
一人に話すと犬仲間がたくさんいてあっという間にバンビが有名人になってた。
結論から言うと脱走してから5日目に保護されたバンビなんだけどポスターを配ったり電柱に張ったりしてのは3日目からだったんだけど4・5日目には歩いてポスターを張ったり散歩中の人に配っていると
バンビちゃん早く見つかるといいですねとか
色々優しいお言葉を頂いた。
バンビすごい有名犬になってた。
実はこの時てんちょの心は折れそうというか首の皮1枚で繋がっていた感じだった。
家では奥さんが泣きまくりバンビを逃がしてしまった母親は責任を感じ落ち込んでいるし、親父はもう2度とバンビは帰ってこないとあきらめてるし(←そんな事言っていた親父が実は家族の中で一番協力してくれていた)、もうこっちが泣きたいくらいでさ・・・。
家では奥さんが泣きまくっているからてんちょは絶対に一緒に泣いたら諦めたと思われちゃうし、心の中ではもうバンビには会えないかもしれないという気持ちが強くなってきていたけど、『バンビは絶対に帰って来る!』って何の根拠もない言葉で自分の気持ちを繋いでいた。
3日目からはバンビの写真をポケットに入れポスターを配っている時に諦めてうなだれそうになった時に写真を見てまた必ず散歩したりして楽しい時間を過ごすんだと心を繋ぎとめていた。
もう3日目以降は自転車に乗りながら一人で号泣。家や母親の前では絶対に泣けなかったので一人の時しか溜まった感情を出す事が出来なかった。
もう涙が出ないんじゃないかってくらい泣きまくったよ。
バンビがいなくなったこともそうだけど家族のみんなが不幸のどん底で何とかしたいけどどうにもこうにも出来ない。
行き場のない怒りとコントロールできない感情。
そして泣くことしかできない自分の弱さ。
この時ばかりは神頼みしかなかった。
俺の寿命なんかいくら減らしてもいいからバンビを早く助けてやって欲しい。
そしてとうとう何の目撃情報もなくなり4日目が終わった。
警察・愛護団体・保健所・清掃局・動物病院くまなく連絡してでもバンビの情報を得る事が出来なくなってしまった・・・。
そして5日目の朝もいつものように5時から自転車でバンビを捜しに行く。
もう幹線道路を越したのではということも考えられてきていた。
こんだけ色んな人が協力してくれているのに全く目撃情報がなくなっていたのでこれはもう自分らが考えていた範囲にはいないと断定した。
昼ご飯(といっても16時くらい)をとりに家で少し休憩をとろうとしたら奥さんから
『バンビらしき犬を保護している人がいる!』っていう電話が!!!
大森警察と蒲田警察から保健所に連絡があったそう。
だけど問題が・・・。
うちらと同じように愛犬が逃亡しちゃった人が保護してくれている方の近くに住んでいるのと保護先が池上だということ。
さすがのバンビも池上までは・・・
直線で15kmはある。
でも保護してくれている方の話を聞くとバンビの特徴と一致している。
んー
どっちだ!?
でももう目撃情報もなくなり何のつてもなくなった状態だったからこれしかないって感じでキナを家からピックアップして保護してくれている方の場所まで車で向かった。
もう車の運転中は祈りながらだよ。(笑)
バンビでありますように・・・怪我してないように・・・。
到着。
そこは八百屋さんだった。
店主の方が案内してくれた。
あ、ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!
バンビだ!
もう保護してくれた家族の人がいるのに人目を気にせず大号泣・・・。
バンビー!
もう2度と会えないかもしれない、もしかしたら生きていなかったかもしれない。
人生で一番幸せな瞬間だったような気がする。
・・・
ん?
5日前と何にも変わらないバンビ。
それもそのはず。
脱走から3時間後には目黒本町から池上まで行き、そしてすぐに保護されていた。
保護してくれた方の家には犬もいてみんな犬が大好きな家族みたいでバンビは全く苦労しなかった様子・・・。
しかも保護してくれた方々に甘えてるし・・・。
その前の日には車でドライブまで連れて行ってもらってるし。
ご飯も1日2食付きの散歩あり。
おいおい。
心配して悲しい気持になってたのはうちらだけかいっ!
って突っ込みたくなった。
再会した時のバンビの顔は一生忘れないだろう。
てんちょの顔見てしっぽ振って震え始め、『ワォー!』って吠えて飛び込んできたバンビをもう2度と手放したくないと思った。
今回はご協力くださった方々、ご迷惑おかけした皆様本当にありがとうございました!
またあたたかいクラブ員達にもすごく協力してもらってとても感謝してます。
ゆうこりん、かとちゃん&さやかちゃん、Yoshinoさん、さっちゃんどうもありがとう!
バンビはというと行きつけのドッグマニア&ドッグマンさんにご報告しに行き、親父の家でシャンプーしてもらい何事もなかったように寝てました・・・。




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